GWに高松空港を見に行ってきました。
はじめに
高松空港は香川県のほぼ真ん中の内陸部に位置しており、標高185mの高台に建設されています。
内陸部のために霧が発生しやすく、年に数回は視界不良のために着陸に影響が出ているようです。
令和3年、残念ながら新型コロナの影響で、人影も少なく活気がありませんでした。
令和4年、コロナの影響も多少落ち着いたので再訪問したところ、通常の運航に戻っており、お土産物屋さんや飲食店も開いていました。
令和5年、ほとんどコロナ前の状況で、空港全体が活気づいているようでした。
高松空港の正面玄関
高松空港の歴史
太平洋戦争中、現在地より北へ10kmほどの市街地近隣に軍用飛行場として建設されました。
戦後、高松空港として運用されましたが滑走路を拡張することができず、プロペラ機中心の飛行場でした。
新空港の設置は、当初、海浜部に埋め立てて建設する計画がなされましたが、瀬戸内海の環境問題などのため、現在の内陸部となったようです。
旧の高松空港跡地は「香川インテリジェントパーク」として香川県産業交流センター(サンメッセ香川)や、香川県立図書館、香川大学創造工学部といった産学の施設が集積された場所になっています。
空港施設
空港ビル周辺
イサム・ノグチのモニュメント「time and space(時間と空間)」
世界的に有名な石の彫刻家であるイサム・ノグチ氏が、新高松空港開港を記念して創作した石組の彫刻です。
濱野年宏「Dual Energy 響き」
香川県在住の芸術家によるモニュメントです。
松の木
空港正面には盆栽のような松の木があります。
高松市は盆栽どころとしても知られています。
オリーブの木
香川県の県花・県木です。
オリーブは100年前に小豆島に植栽されて以来、農家のたゆまぬ努力によって、その栽培が盛んになりました。
初夏に小さな白い花を咲かせ、昭和29年のNHK開局記念番組で県花として発表されています。
県木としては公募により昭和41年に選定されました。
空港ビル内部(令和3年、4年、5年の状況)
1F到着ロビー
令和4年は、欠航便ばかりでロビー全体も閑散としていましたが、令和3年は、それなりに行きかう人を見かけました。
2F出発ロビー
令和3年は、新型コロナ対策であちこちがビニールのカーテンで覆われていましたが、令和4年はありませんでした。
お土産物店
令和4年は、開店していたお土産物屋さんにも、ちらほらと買い物客の姿がありました。
顔出しパネル
お遍路さんの顔出しパネルがありました。
ポケモン「ヤドン」
平成30年に香川県の特産品である「うどん」と「ヤドン」の音の響きが似ていることからヤドンが「うどん県PR団」に任命されました。
讃岐は昔から水不足に悩まされてきていることとヤドンが「あくびをすると雨が降る」といわれていることから、「うどん県」の香川県をPRするにはうってつけのポケモンだそうです。
ヤドンのプリクラ(2階の出発ロビー)
展望デッキ
エレベーターで3Fに上がると、展望デッキに向かう通路になっています。
飛行機の出発
令和3年は、空港に飛行機がありませんでしたが、令和4年は全日空と日本航空の2機が駐機されていました。
ちょうど全日空機の出発を見送ることができました。
令和5年「JALとANA」
おわりに
令和3年は、新型コロナの影響で、残念ながら空港内は閑散としていましたが、令和4年は、少し例年に近づけているような感じです。
空港に飛行機がないと、炭酸の抜けたコーラのようで、さみしいものでしたが、令和5年はコロナ前の活気が戻ってきたようです。
香川県の空の玄関口として、とても立派な空港なので、ますます発展していって欲しいと思いました。
追記:四国にある4空港
四国には高松・徳島・高知・松山にそれぞれ空港があります。
詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓