はじめに
4月の初めに高松空港に行ってきました。
香川県のほぼ真ん中の内陸部に位置しており、標高185mの高台に建設されました。そのため霧が発生しやすく、年に数回は視界不良のために着陸に影響が出ているようです。
今年は、残念ながら新型コロナの影響で、人影も少なく活気がありませんでした。
高松空港の歴史
太平洋戦争中、現在地より北へ10kmほどの市街地近隣に軍用飛行場として建設されました。
戦後、高松空港として運用されましたが滑走路を拡張することができず、プロペラ機中心の飛行場でした。
新空港の設置は、当初、海浜部に埋め立てて建設する計画がなされましたが、瀬戸内海の環境問題などのため、現在の内陸部となったようです。
旧の高松空港跡地は「香川インテリジェントパーク」として香川県産業交流センター(サンメッセ香川)や、香川県立図書館、香川大学創造工学部といった産学の施設が集積された場所になっています。
空港施設
空港ビル周辺
イサム・ノグチのモニュメント
世界的に有名な石の彫刻家であるイサム・ノグチ氏が、新高松空港開港を記念して創作した石組の彫刻です。
銘「time and space(時間と空間)」
濱野年宏
香川県在住の芸術家によるモニュメントです。
銘「Dual Energy 響き」
松の木
空港正面には盆栽のような松の木があります。高松市は盆栽どころとしても知られています。
オリーブの木
香川県の県花・県木です。
オリーブは100年前に小豆島に植栽されて以来、農家のたゆまぬ努力によって、その栽培が盛んになりました。
初夏に小さな白い花を咲かせ、昭和29年のNHK開局記念番組で県花として発表されています。
県木としては公募により昭和41年に選定されました。
空港ビル内部
1F到着ロビー
東京からの欠航便お知らせばかりで、寂しいものです。ロビー全体も閑散としていました。
2F出発ロビー
新型コロナ対策でビニールのカーテンばかりでした。
お土産物店
唯一、開店していたお土産物屋さんです。
顔出しパネル
お遍路さんの顔出しパネルがありました。人がいないので寂しそうです。
展望デッキ
残念ながら飛行機はありませんでした。飛行機のいない飛行場は悲しいですね。
おわりに
新型コロナの影響で、残念ながら空港内は閑散としていました。
香川県の空の玄関口として、とても立派な空港なので、早く元通りの活気を見せてくれることを祈るばかりです。