定年後の生活ブログ

定年後の徒然なる事を四国から発信

「四国はそれぞれ」

「四国はひとつ」

「四国はひとつ」と言われたりもします。

確かにそうなのですが、住んでいる者としては、しっくりこない言葉です。近年になって高速道路で四国4県は結ばれ、時間的にも近くなっています。

しかし歴史的地理的に4つの県は、それぞれ独自のものがあります。

 

「四国はひとつ」と無理にまとめようとせずに、それぞれの良さを生かして「四国はそれぞれ」の方が特徴があってよいと思います。

その方が四国外の人たちにとっても面白いのではないでしょうか。

 

しこくン

四国のキャラクターを書いてみました。坂本龍馬の子供の頃をイメージしたものです。

 やっぱり4県でひとつです。

f:id:teinenoyaji:20201023131944j:plain

 

四国の歴史

古事記

古事記の国生み神話によると、イザナギノミコト(男神)イザナギノミコト(女神)が、

1番目に淡路島、2番目に四国、3番目に隠岐島、4番目に九州、5番目に壱岐島、6番目に対馬、7番目に佐渡島、8番目に本州

この順番で大八島を生み出したとされています。

 

四国は淡路島に続き2番目に生み出されたとされているのですが、「古事記」では、「伊予之二名島(いよのふたなのしま)」と記されています。

 

南海道

五畿七道のうち、次の6か国が南海道とされました。

阿波国、讃岐国、伊予国、土佐国、紀伊国(和歌山県)、淡路国

f:id:teinenoyaji:20201023104731j:plain

南海道

 

都からの距離で近国・中国・遠国に分類されたりもします。

近国=紀伊国と淡路国、中国=阿波国と讃岐国、遠国=伊予国と土佐国

 

近世(江戸時代の頃)になって阿波国、讃岐国、伊予国、土佐国の4か国を四国と言うようになったといわれています。

 

江戸時代

土佐の長宗我部元親が四国を統一しますが、豊臣秀吉により平定されています。

徳川の時代になると、阿波国は蜂須賀家が、土佐国は山内家が一国統治しました。

讃岐国は、初めは生駒氏がやがて高松藩松平家と丸亀藩京極家の支配となります。

伊予国は久松松平家の伊予松山藩、加藤家の大洲藩、伊達氏分家の宇和島藩などがありました。

幕末においては土佐藩が政局の中心として坂本龍馬などの志士が活動しています。

 

四国の地理

四国は東西に走っている中央構造線により急峻な四国山地が連なっています。

このため四国の気候は四国山地の南の太平洋側と北の瀬戸内海側とで異なります。太平洋側は温暖多雨ですが、瀬戸内海側は温暖で少雨が特徴です。

台風の被害も四国山地の北よりも南の方が大きいのではないかと思います。

f:id:teinenoyaji:20201023105004j:plain

 

面積は九州の50%、北海道の22%、本州の8%です。日本全体では約4,8%を占めています。

 

四国の人口

人口の現状 【国勢調査より】

 

 

1985(昭和60)年

2015(平成27)年

四国全体

422万7千人

384万5千人

徳島県

83万5千人

75万5千人

香川県

102万3千人

97万6千人

愛媛県

153万人

138万5千人

高知県

84万人

72万8千人

国勢調査によると四国全体の人口は近年減少しています。

今年は、国勢調査の年ですので、詳しい数字が出そろうことになりますが、おそらく2015(平成27)年の調査よりも人口は少なくなっていることでしょう。

今後、日本全体を見ても人口減少傾向にあることからすると増加することは無いと思います。

f:id:teinenoyaji:20201023105247j:plain

 

 

65歳以上人口構成割合 【内閣府 平成30年版高齢社会白書より】

 

 

2017(平成29)年

2045年予想

全国

27,7%

36,8%

徳島県

32,4%

41,5%

香川県

31,1%

38,3%

愛媛県

32,1%

41,5%

高知県

34,2%

42,7%

 

今後、全国的に高齢化が進行しますが、四国4県の高齢化は全国を上回って進行していく予想となっています。

 

 

おわりに

四国には歴史が古く、八十八か所札所をはじめとして数々の遺蹟や文化財があります。

自然も豊かで景観の素晴らしい場所も多くあります。

食の分野でも新鮮な海の幸、山の幸が枚挙にいとまがないほど多く存在しています。

四国は、観光資源が豊富な観光ポテンシャルが高い地域だと思います。

 

残念ながら九州や北海道のインパクトに比べると、やや心もとない現状ではないでしょうか。

デパートで大北海道物産展や大九州物産展が行われると、多くの人を集客することが出来ています。

近い将来、大四国物産展が開かれた時に多くのお客さんが押し寄せるようになると四国の人間としてはとてもうれしいことです。

 

四国は人口減少や高齢化の進行が予想されていますが、何もこの状況は四国だけではありません。

日本の将来を先取りしている先進地域と考えれば、他の地域においても大いに参考になるのではないかと思っています。