定年後の生活ブログ

定年後に行政書士となり、四国のことを発信しています

歴史を生かした町並みづくりの引田

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はじめに

東かがわ市引田町には昔ながらの景観の古いまち並みが残っており、大きな商家や赤壁の醤油醸造所、入り組んだ路地など昔ながらの景観を見ることができます。

引田は、平安時代より天然の良港「風待ちの港」として開かれ、中世には東讃の拠点として引田城が築かれました。

安土桃山時代に始まった醤油醸造は江戸時代になって隆盛し、町の発展に寄与しています。

現在では、入り組んだ路地や古建築が多く現存しているまち並みを生かした、観光振興を進めています。

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讃州井筒屋敷

引田の町中にひときわ大きくて立派な建物があります。

江戸時代に全国に醤油を出荷し、引田醤油の名を広めた豪商のお屋敷です。大正時代から井筒屋として酒・焼酎・みりんの製造を始めて栄えました。

しかし平成になってから空家となってしまったため、引田町が歴史的建物の保存のために母屋と倉庫群を取得しました。改修が行われた後、「讃州井筒屋敷」の名称で一般へ公開されるようになりました。

以来、引田を代表する建物として、また観光用施設として活用されています。

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井筒屋敷入り口

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母屋の座敷

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母屋と茶室の間の庭

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鶴の屏風と座敷

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中庭

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東かがわ市物産館

かめびし屋

創業は江戸時代の宝暦3(1753)年で、250年以上も続く醤油の醸造元です。伝統的な製法の「むしろ麹法」を守り続けています。長い歴史のある店舗や醤油蔵など18棟の建物が、2003(平成15)年に国の登録有形文化財に登録されました。

赤く塗られた壁が独特の雰囲気を醸し出しています。

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古民家のひな飾り

讃州井筒屋敷の隣にある古民家で、お雛様が飾られていました。

毎年、東かがわ市引田の古い町並みでは「引田ひなまつり」のイベントが行なわれています。かつて、引田では女児が誕生すると初節句に、豪華な「引田飾り」をお披露目していたそうです。この風習を現代に復活させ18回を数えていたのですが、残念ながら、コロナの影響で中止となってしまっています。

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手袋ギャラリー

古民家というには趣のありすぎる建物が手袋のギャラリーとなっています。明治時代の建物ですが、平成まで手袋工場として使われていました。

美しい手袋を「アート」として展示するほか、長年使用されていたミシンや昭和の手袋工房も再現されています。

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おわりに

東かがわ市引田町は、古い町並みを生かした町づくりをしています。

伝統的な醤油産業や豪壮な歴史的建造物、地場産業の手袋といった、引田ならではの特徴的な遺産をうまく現代に生かしています。

長い歴史を大切にしながら、後世に伝えるために守っていこうとする地元の人々の意気込みを感じることができました。

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井筒屋の流政之モニュメント