はじめに
愛媛県今治市の来島海峡を一望のもとにすることのできる展望台があります。
ここから目の前に、海峡を横断する大きなつり橋「来島海峡大橋」が迫ってくる、絶景を見ることができます。
来島海峡大橋
来島海峡大橋は、本州四国連絡橋の尾道・今治ルートを構成する橋の1つです。
今治から見て対岸に馬島が見えますが、その向こうに大島があります。
大島と今治の間は約4kmありますが、その間を3つのつり橋で渡す総延長4,1kmの橋の総称です。
来島海峡展望館
来島海峡と来島大橋が見渡せる場所に、観光案内をはじめ、来島海峡大橋の架橋技術や村上海賊を紹介する展示室を設けた施設があります。
「しまなみピクニック」と名付けられた、愛媛の特産品や地元今治市のお土産物を販売する店も併設されています。
村上水軍
しまなみ海道は、かつて村上水軍が活躍していた島々を通っています。
島と島の間は狭く、間を流れる潮の流れが激しいため、古来より海の難所として知られていました。
この地を拠点にして瀬戸内海の東西交通を支配したので、村上海賊と呼ばれていました。
展望館には村上海賊に関連する遺跡や文化財の地図が展示されていました。
大潮荘
展望館から150mほど行った所に、お食事処の「大潮荘」があります。
目の前の来島海峡のとれたての新鮮な魚介類をふんだんに使った料理を味わうことができます。
目の前の海峡では、潮の流れに逆らって航行している巨大な船舶を見ながら食事を堪能できました。
食事だけでなく、大潮荘は宿泊もできる旅館です。
部屋からの眺めは来島海峡や来島大橋を展望することができ、飽きることのない贅沢な時間を過ごすことができることでしょう。
おわりに
来島海峡展望館を訪れた時は、お天気も良く、来島海峡や来島海峡大橋を見事にきれいに見ることができました。
いつまでも見ていたい心に残る景色です。
厳しい自然の中に、こんなにも巨大な構造物を人の手によって建設されたことに驚きです。
自然と人間のすばらしさを改めて感じることができました。