はじめに
吉野川のほとり国道192号線沿いに、ひときは高い展望タワーを目印として進んで行くと、貞光の町の入口に道の駅「貞光ゆうゆう館」があります。
地元食材やお土産品などを販売する物産館や半田そうめんをいただけるレストランがあり、徳島県つるぎ町を味わうことのできる道の駅です。
道の駅は徳島市と池田町の中間にあって、つるぎ町内や近隣の観光地についての観光案内も充実しています。
国道を隔てて、吉野川河川敷公園「貞光ゆうゆうパーク」があり、お子さんは広い敷地で思いっきり走り回ることができます。
シンボルタワー
最上階へ続く螺旋階段を上ると、第一級河川の吉野川が一望できるとともに、足下では貞光の町並みを楽しむことができます。
お天気が良いと、標高1955mの剣山も遠望できるそうです。
シンボルタワーから吉野川方面
シンボルタワーから剣山方面と貞光の町並み
半田そうめん
つるぎ町は2005年(平成17年)、貞光町と半田町、一宇村が合併してできた町です。
この半田町で古くから生産されていた名物そうめんが半田そうめんと呼ばれています。
半田そうめんの歴史は、実に200年といわれていて、山から吹き降ろす冷たい風と、吉野川の澄んだ水、良質の小麦から作られる、半田の風土を象徴する特産品です。
半田そうめんの特徴はやや太めでコシが強いことです。
日本農林規格(JAS)によると、半田そうめんは「ひやむぎ」に分類されるようですが、伝統と地域性が認められ、特別に「そうめん」と表記できることになっているそうです。
半田そうめんの歴史がパネルで紹介されていました。
レストランにて、剣山方面の山並みと貞光の町並みを観望しながら、半田そうめんをいただきました。
八名信夫さんポスター
名悪役で「まずい、もう一杯!」の青汁のCMでも有名な八名信夫さんが「半田そうめん」をPRしていました。八名さんが講演で訪れた際に、町並みや豊かな自然を気に入り「半田そうめん応援団長」をかって出てくれたそうです。
後藤田正晴の実家模型
カミソリ後藤田といわれていた中曽根内閣で官房長官を務めた後藤田正晴氏の出身は、貞光の近隣にある吉野川市美郷町です。
地元の名士である後藤田氏の実家の模型が置かれていました。
後藤田正晴氏について、詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓
世界農業遺産
世界農業遺産は、世界的に重要で伝統的な農林水産業を営む地域を、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度です。
日本では11地域が認定されており、にし阿波の傾斜地農耕システムが2018(平成30)年に認定されました。
物産館のスダチコーナー
徳島の特産といえばスダチです。コーナーを設けてたくさん販売していました。
おわりに
道の駅では、その地域の名産や名物をいただくことができるのも、道の駅を訪れる楽しみです。
貞光ゆうゆう館では、地元の産直市だけでなく、半田そうめんやスダチといった地域の特産物が販売されていました。
多くの人に、半田そうめんやスダチの美味しさをもっと知って欲しいと思える道の駅でした。