定年後の生活ブログ

定年後の徒然なる事柄の記録

農薬使用でブドウ栽培をしているおばあさんは元気です


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手動の手押し噴霧器

 果物を栽培するためには、病害虫の防除作業が欠かせません。

 家庭菜園なら自家消費なので形が悪かろうが、味が美味しくなかろうが、どんなものが出来上がったとしても栽培自体を楽しんでいるので満足できます。

 しかし、消費者に食べて頂くためとなると、そうはいきません。美味しくて、見栄えが良いものを生産しなければならないのです。

 だからと言って安全を軽視するわけにはいきません。この安全を担保しながら、消費者の要求を満たすことが農家には求められていると思います。

 厚生労働省は、食品中に残留する農薬により健康が損なわれないように残留基準を設定し、自治体や国が検査を行っています。農薬が基準を超えて残留することのないよう、農林水産省が、農薬取締法により使用基準を設定しています。

 農薬の安全性については、国も対応しています。生産者としては、もう農薬メーカーや国を信用するしかありません。

 それに生産者は出荷時に、どんな農薬を使用したかの病害虫防除記録表を必ず提出しています。

 その中に使用日数、使用可能回数というのがあり、使用日数のところに14日とか21日とか書いてあって、その期間が済めば安全になるということです。

 そして出荷時には農薬の残留量が無くなっているようにします。(お米も同じです)

 ブドウの実については、最後に農薬を使用してから1ヶ月半ごろに出荷します。期間が相当あるので農薬の残留はないと思います。

 このようにして安全を確認しながら出荷しているのです。

 それでも不安をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。

 ブドウ栽培の師匠である近所のおばあさんは、何十年も農薬を使用しながら美味しいブドウをたくさん生産してきています。

 90歳になろうかというおばあさんですが、これといった病気もなく元気に働いている様子を見ると、農薬の影響はほぼ無いのではないかと思っています。

 これについては、まったく科学的根拠も何もないのですが、おばあさんが元気であるというのが理由です。

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 ブドウ栽培では3月から10月にかけて10回ぐらい、病害虫の防除作業をします。

 発芽前、ジベレリン処理の前後、袋掛けの前後、収穫後など、時期に応じて薬剤の散布をしています。

 べと病や黒糖病などのカビ、カイガラムシやカメムシ類といった害虫など、その時々に発生する病害虫を予防しなければなりません。

 薬剤には液体のものと粉状のものがあり、水に希釈して散布します。液体はミリリットルで粉はグラムの単位なので希釈倍率を間違わないように気を付けます。

 栽培規模が大きければエンジン付きの噴霧器なのですが、我が家は小規模栽培なので10リットル入りの手動の手押し噴霧器を使用し、チマチマと噴霧します。

 何とか病害虫に負けずに美味しいブドウが実るように願いながら作業しています。