はじめに
香川県まんのう町は、「ひまわり」で町おこしをしています。
7月19日、見頃になったひまわりの花を見に行ってきました。
畑、一面に咲いているひまわりの花は、とても見ごたえがありました。
ひまわり畑
ひまわり畑は、「帆山(ほのやま)ひまわり団地」と、そこから少し離れた山中にある「中山ひまわり団地」の2か所にあります。
帆山ひまわり団地
民家が散在している中に、ひまわり畑があります。
JR土讃線が近くを通っているので、うまくいけば列車を背景にした写真を撮ることができるようです。
まんのう町・香川大学の共同研究事業
ひまわりの地域ブランド化を目指して、まんのう町と香川大学が共同研究事業を行っており、その一環として、顔出しパネル・幸せの鐘・どこでもドアが設置されていました。
顔出しパネル
幸せの鐘
どこでもドア
中山ひまわり団地
民家がある場所から離れている山中にあるのが、中山ひまわり畑です。
まんのう町
まんのう町は日本一のため池「満濃池」がある町です。
古くから水不足に悩まされてきた讃岐の水がめとして重要な役割を担ってきました。
弘法大師空海が改修工事をしたことでも知られています。
町の北部には平野が広がり田畑や住宅地が点在しており、南部は讃岐山脈の山地帯で徳島県との県境があります。
町の人口も漸減しており、何とか町の活性化をしようと模索する中で「ひまわり」を中心とした地域おこしに取り組むようになったようです。
ひまわりの花を愛でるだけでなく、ひまわりの種から「ひまわりオイル」を製造したり、種の搾りかすを牛の飼料にした「ひまわり牛」を生産したりしています。
おわりに
「ひまわり」といえば、思い浮かぶのが1970年に製作されたソフィア・ローレン出演の映画『ひまわり』です。
戦争によって引き裂かれた夫婦の悲哀を描いた作品で、映画の中に出てくる地平線にまで続くヒマワリ畑が印象的です。
ヘンリー・マンシーニによる主題曲は物悲しくも哀愁漂う名曲で、今でも多くの人々の心の中に残っています。
まんのう町のひまわり畑は、子ども達が走り回り、多くの観光客に親しまれている場所です。
映画で撮影されたのはウクライナのひまわり畑ですが、まんのう町のひまわり畑のように、子ども達を始めとして多くの人々が楽しめる平和な場所に、一日も早くなって欲しいと願うばかりです。