はじめに
徳島市から20km程、県道16号徳島上那賀線を行った勝浦川のほとりに道の駅「ひなの里かつうら」があります。
道の駅から周りを見渡すと、勝浦川を挟んで両側に山並みが連なり、盆地のように開けた山里といった景観です。
道の駅のある勝浦町は徳島県のみかん発祥の地で、農業中心の町です。
人形文化交流館
道の駅「ひなの里かつうら」のすぐ隣に人形文化交流館があります。
ひな人形と恐竜で町の活性化を目指す中心施設の巨大な倉庫です。
ビッグひな祭り
毎年2月から3月にかけて、徳島の春を告げる「ビッグひな祭り」が開催されます。
「ビッグひな祭り」というのは、1988(昭和63)年に勝浦町の活性化と人形文化の保存伝承のために始まったビッグなひな祭りです。
会場の巨大な倉庫の中に、高さ約8mにも達する巨大なピラミッド状のひな壇が設けられ、3万体以上の雛人形が飾られます。
また、家庭で飾られなくなった雛人形を受け入れて「お雛供養」(供養料5,000円)もして頂けるようです。
毎年、何万人もの観光客が訪れる大イベントになっています。
来年は、「第34回阿波勝浦《元祖》ビッグひな祭り」が2022年2月26日~4月10日にかけて開催される予定のようです。
ビッグひな祭りの会場
恐竜モニュメント
1994(平成6)年に勝浦町から四国初となる恐竜化石(鳥脚類イグアノドン類の歯)が発見されました。
これを契機として勝浦町では、恐竜にまつわる町おこしとして、「恐竜の里」づくりに取り組んでいて、人形文化交流館にも恐竜のモニュメントが設置されています。
とてもゆるい感じで愛くるしい手作り感満載の恐竜のモニュメントもあります。
道の駅「ひなの里かつうら」
産直市場「よってネ市」
勝浦の新鮮な農産物が豊富に取りそろえられていました。
ひなの里情報館・お土産・お食事処
情報館には各種パンフレットやビッグひな祭り・恐竜の里のジオラマが展示されていました。
「手打ちうどん みやこ家」や「喫茶&お食事オレンジ」といったお店が入っていました。
地元野菜をたっぷり使ったかき揚げの定食をいただきました。
おわりに
ひな飾りや恐竜で地元を活性化しようとしている熱意を感じることのできる場所です。
ビッグひな祭りはたくさんの観光客で握う一大イベントのようなので、ぜひもう一度、ひな祭りの時期に見に来たいと思いました。
恐竜模型